1.ずっと 前から
作詞:秋元康
作曲:Ryo
風と日差しの中で
走るあなたを
見てた
夢を追いかけている
グラウンドの上に
落ちる汗が眩しかったよ
わかり合っているつもりだった
一緒に笑い 泣いたから
心の上に
同じ足跡
ずっと 前から
気づかずに
好きになった
熱く過ごした
月日に隠れてた
ずっと 前から
お互いに
惹かれていた
この気持ちは
青春の忘れもの
沈む夕陽の中で
並んで帰る
2人
いつか 話してくれた
遠い先の夢と
その瞳はきらきらしてた
何度くらい喧嘩しただろう
不器用過ぎる
やさしさで
信じることの
答えを知った
もっと 素直に
伝えれば
よかったのに
チームメイトと
思っていたかったよ
もっと 素直に
認めたら
青い若さに
大事なもの
見えなくなってたね
今なら言えるよ
ずっと
好きだったってこと
ずっと
ずっと 前から
気づかずに
好きになった
熱く過ごした
月日に隠れてた
ずっと 前から
お互いに
惹かれていた
この気持ちは
青春の忘れもの
2.ある秋の日のこと
作詞:秋元康
作曲:藤本貴則
まだ誰も来ていない教室
窓際に立って校庭を見てた
野球部が汗を流す朝練
白いユニフォーム あなた追いかけた
カーテンの中に想いを隠して
柔らかな日差しと風が切なく感じる
秋にはどうして誰もが
恋するのでしょう?
制服の上着を探すように…
ハートのどこかが涼しくて
人恋しくなる
一番近くで気になるあなたに夢中
授業中 消しゴムを落として
振り向いた先に眠ってるあなた
そう きっと 甲子園の夢見て
先生の声も 子守唄代わり…
できることならば両手に抱きしめ
短く刈り上げた髪を撫でてあげたいよ
秋にはどうして誰もが
やさしくなれるの?
昨日より夕陽が早く落ちて
ハートのまわりが影になり
不安になるのね
コスモスみたいに揺れてる私の季節
やがて巡る冬の前に
愛しさを胸に閉じ込めよう
秋にはどうして誰もが
恋するのでしょう?
制服の上着を探すように…
ハートのどこかが涼しくて
人恋しくなる
一番近くで気になるあなたに夢中
秋にはどうして誰もが
やさしくなれるの?
昨日より夕陽が早く落ちて
ハートのまわりが影になり
不安になるのね
コスモスみたいに揺れてる私の季節
3.夜風の仕業
作詞:秋元康
作曲:島崎貴光
オレンジ色の三日月が
空の端っこで拗ねているみたい
電話くらいできなかったの?
あなたが憎たらしい
ずっと 待ってたのに…
今日は 仕事が忙しいことなんて
私にだってわかっているけど
一人きりのアスファルトは 足音が寂しすぎて
空き缶のひとつ蹴りたくなる
泣きたくなるほど
あなたに逢いたい
今すぐ この空を飛んで行きたい
どうして こんなに好きになったんだろう?
本気になるつもりはなかった
夜風の仕業
雲がかかった三日月が
ずっとあの場所で待ちぼうけしてる
星がそばにいくつあっても
あなたじゃなきゃだめなの
たった ひとつの星
児童公園のシーソーに腰かけ
着信履歴を何度も眺めて
私だけが恋の比重 重すぎて傾いてる
ねえ メールくらい頂戴よ
泣きたくなるほど
あなたに逢いたい
今いる その場所へ呼んで欲しいの
どこかへ寄り道したい気分なのよ
1人の部屋に帰りたくない
夜風の仕業
どれだけ待ったら
あなたに逢えるの?
このまま 夜明けまでここにいようか?
どうして こんなにムキになってるんだろ?
明日になればまた逢えるのに…
帰りたくない
4.てもでもの涙
作詞:秋元康
作曲:寺畑早知子
降り始めた細い雨が
銀色の緞帳を
下ろすように
幕を閉じた
それが私の初恋
待ち伏せした
二つ目の路地
声も掛けられないまま
下を向いたら
紫陽花も泣いていた
こんなに会いたくても
こんなに好きでも
目の前を通り過ぎてく
それでも こうして
あなたを見ている
この場所から
こんなに会いたくても
こんなに好きでも
振り向いてさえもくれない
傘 差してるのに
頬が濡れるのは
どうにもできない
てもでもの涙
一人きりで歩き出した
切なさが残る道
心の中
迷い込んだ
誰も知らない愛しさ
雨が好きな
この紫陽花は
晴れた日には目を閉じて
遠い雨雲
想ってるのでしょうか?
どんなに悲しくても
どんなにだめでも
女の子のままいさせて
あなたと出会えた
記憶の足跡
忘れないわ
どんなに悲しくても
どんなにだめでも
いつの日か思い出すでしょう
私の願いが
叶わなくたって
輝き続ける
てもでもの恋よ
こんなに会いたくても
こんなに好きでも
目の前を通り過ぎてく
それでも こうして
あなたを見ている
この場所から
こんなに会いたくても
こんなに好きでも
振り向いてさえもくれない
傘 差してるのに
頬が濡れるのは
どうにもできない
てもでもの涙
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